どの程度の危機感を持てばいいの?

ここまでピロリ菌について様々な説明をしてきました。
胃ガンに直結する感染症であり感染してしまったら医療機関受診にて除菌ができる、現代では上下水道が整備され感染源として気をつけなければならないのは家庭内で幼少期に親や兄弟からの感染だということ、感染してしまっても様々な食品によりピロリ菌に対抗もしていけるという事などとても危機感があるように書いてきましたが、専門医や研究家に話を聞くと現代では昔と違いピロリ菌感染が大幅に減ってきているのでこれからも感染は減ると思われ、そんなに警戒しなければならないものではないと言います。水道

子育てをする際であれば親がピロリ菌を持ってさえいなければそこから子供に感染することはないのですからまずは親がピロリ菌検査を受けて対応してしまえばそこでシャットアウトできます。

一人一人がピロリ菌に関して高くなくてもある程度の知識を持ち、向き合っていければこれからの時代は本当にピロリ菌ゼロ、胃ガンゼロという時代が来るかもしれませんね。除菌方法など感染してしまってからの対応や治療法も確立されており、食品からも様々なピロリ菌対応食品が出ていますのでそんな時代も近いかもしれません。しかし現代ではまだゼロになった訳ではないので、ある程度警戒もしていかなければなりませんがそこまで牙を剥いて警戒するほどではない感染症となっています。









除菌後の再感染は?

除菌後の再感染についてですが、日本で幾つかの追跡結果が報告されています。
その結果から見てみると、除菌後の1年以内の再感染率は0.5%未満、5年間での再感染率は2%未満とかなり低い数値で結果が出ています。薬を指さす医者
この結果からもわかる通り、ピロリ菌除菌後の再感染率は非常に低い。というよりかはほぼ無いと言ってもいいでしょう。
ピロリ菌は現代では感染率も低く幼少期以外では感染しづらい、また感染してもピロリ菌に対抗する成分などが含まれる食品や医療機関受診にての除菌での対応もできる、除菌後の再感染もほぼ可能性としてゼロに近いということで、ピロリ菌は現代ではかなり安心できる部類の感染症であると言えます。
ですので感染してしまったら慌てず医療機関を受診ししっかりと除菌して再感染や胃がんを防ぎ、将来ピロリ菌や胃がんのない国になっていけばと私も願っています。
これからのピロリ菌との向き合い方もまた現代とは変わってくるのではないでしょうか。